このサイトは2006年5月頃に発見される予定です
(見つけていただいて感謝!2006/05/21)

中小企業診断士試験 一次試験 90日合格 大作戦

お蔭さまで、2007年4月26日付の官報に経済産業省登中小企業診断士として氏名が掲載されました。
by 六ちゃん (2007/4/29)

中小企業診断士一次試験に、たった3ヶ月の学習(ほぼ独学)で勝ち取ることができした
by 六ちゃん masaharu@mutsuyoshi.net (2005/10/15)

 どんな学習法だったの?って、よく人から聞かれるのでメモとして公開することにしました。


[一次試験の結果] [学習のポイント] [受験の動機] [長期の学習計画] [学習時間の確保] [日々の過ごした方] [自分自身のSWOT] [弱みと脅威への対策] [お薦めの参考書] [模試]


●一次試験の結果

小生の blog 六ちゃんの気まぐれ日記より


8月6日(土)・7日(日)に行われた中小企業診断士試験ですが、なんとか、一次突破したみたいです。
(2005/8/8)

科目名 自己採点結果/配点
経済経済政策 68/100
財務会計財務会計 67/100
運用管理 42/100
企業経営理論 129/200
新規事業開発 68/100
経営法務 50/100
経営情報システム 免除
中小企業経営政策助言 120/200
合計  544/900

 運用管理が足きりギリギリ。合計も6割+4点。1問でも間違えていたら、このページは残せませんでした。
 来年度から制度変更のようです。2006年度だったら、運用管理と経営法務がやり直しで2次に進めませんでした。2005年度で良かったです。(2006年もトータル6割で、合格ですね。科目合格って一見やさしそうな制度ですが、全科目合格しないと2次には進めないのです。もし2006年度に受験していたら、制度変更に甘んじて緊張が緩んでしまったかもしれません。2006/05/21)


●学習のポイント

 学習のポイントは、
  1)過去問を中心に学習する。
     → 出題頻度の高い分野を重点的に取り組むことで、無駄な学習時間を最小限にする。
  2)自分の実力を把握する。
     → 合格水準とのギャップをつかむ
  3)弱点を補強する。
     → 合格水準から最も離れている苦手科目を重点的に強化する

 の3点です。


●受験の動機

 受験を決意したのは2005年の5月の連休明け。小生のIT分野の経験を中小企業に展開したらまだまだオモロイヤロなぁと常日ごろ考えており、ITコーディネータ資格を取得してみました。ITC資格いまいち物足りなさを感じ、経営全般に関わることのできる診断士資格が欲しくなりました。で、診断士資格試験の困難さを深く考えずに、まずは本屋に。そこで出会ったのがまず「中小企業診断士教科書最短合格+過去問セレクト[第1次試験]2005年版 」(翔泳社)。(このページが発見される頃には、2006年版が出版されていることと思います。)

 この本のキモは第2章の「筆者直伝、短期合格のための必殺技、ムダ・ムラ・ムリを廃した短期合格法」にあります。その他の章は、過去の一次試験の抜粋とその解説で、ごくごく基本的(いやエッセンスというべきか)解説本と変わらんのです。ともかく、ここに記されていた学習法が、わたしにピッピッときたのです。


●長期の学習計画

フェーズ 計画 実績
5月 現在の実力確認
基礎がため
平成16年度の試験問題を解いてみる。
「中小企業診断士教科書最短合格+過去問セレクト[第1次試験]2005年版 」(翔泳社)を3繰り返し読む(3回)
診断士試験は択一式とはいえ、ヤマカンでは、当たらず得点できないです。
平成16年度の問題を1日1科目のペースで解いていきました。5月下旬の時点で、7科目とも40点以下。経済学・経営政策と財務会計は20点。
6月 答案練習 平成13年度〜16年度の過去問にトライ。できれば、問題集も。 ひと月勉強したぐらいでは、どうにもなりません。「間違えたところ=つまり知識がない分野」については、ネットや参考書で徹底的に調べノートに記録しました。
7月 模試
弱点補強
弱点を補強。(補強方法は、そのとき(7月上旬)に考えることとする)。
全体的に合格水準に近づける。
TAC模試の結果はD判定(ボーダーライン上)。時間内にマークしきれなかったり、気力不足で冷静さを欠き大量失点することに気づきました。

この長期学習計画はきっちり守れました。


●学習時間の確保

 ところで、3ヶ月って、一体どのくらいの学習時間が確保できるのか試算してみました。

 一ヶ月30日のうち、平日が20日、休日が10日。平日は2時間、休日は8時間。ただし、仕事がたてこんで学習できなかったり、既に休日に予定が入っていたりするので歩留まりを7割。

{ 2(時間)×20日+8時間×10日 }×3ヶ月×7割=252時間

 意外にないなぁ。受験機関(予備校)には通ってられない、仕事終わってから通学するほど余裕はない。本に頼って独学が時間効率が最も良いと考えました。現実には、残業など、いろいろあって、予想の6割の150時間しか学習時間が確保できていませんでした。

{ 1(時間)×15日+6時間×6日 }×3ヶ月=153時間 (これが現実)

 平日は昼休みのうち食事時間を除く30分。就寝前に30分。
週末は、できるだけ近所の図書館にでかけてもこんなもんです。

 少ない学習時間を効果的に使うには、頭が冴えて回転している状態を確保する必要があります。秘訣は、

1.酒を飲まない

2.睡眠時間を削らない

 ちょこっとビールで晩酌なんてもってのほか!大切な人との飲み会以外は、極力断るようにしました。遅くとも午前1時には寝る。できれば12時に寝る。睡眠時間は7時間は確保。早起きして15分でも参考書に目を通したほうが効果的です。本が開けない満員の通勤電車でも、出勤前に参考書にサラっと目を通し、電車の中で思い出せば、知識が論理的に記憶できます。


●日々の過ごし方

平日
土日祝
 7:00 起床 −コーヒ入れながら 15分学習。
 7:30 朝食
 8:00 出勤
12:00〜13:00 昼休み(30分昼食、学習30分)

21:00 帰宅(食事、入浴、新聞に目を通す)
22:30 学習時間30分
23:00 メール等チェック
24:00 就寝
 8:00 起床 コーヒ入れながら 15分学習。
 8:30 朝食(新聞等に目を通す)
10:00〜13:00 近所の図書館へ
13:00〜14:00 昼食をとりに一時帰宅
14:00〜17:00 近所の図書館へ
17:00〜19:00 スポーツジム
19:00〜21:00 夕食
21:00〜23:00 ちょこっと学習
23:00 就寝

●自分自身のSWOT

まずは、自分自身をSWOT分析

強み(S) 15年に及ぶ主にIT分野における職業人経験。
中間管理職としてのマネージメント経験。
ITコーディネータ(補)として、コンサルティングを学んだこと。
商社での勤務経験。
弱み(W) 営業経験がない。
生産現場に携ずさわった経験もない
財務会計は(学生時代から)苦手。
機会(O) なにより今、この資格を取ろうしていること。
30代後半に資格を取得する最後のチャンス。
来年(2006年度)合格基準が変更されるので、ストレート合格なら今年が有利。
脅威(T) コンサルティングとは無関係な急な仕事。
病気など体調不良。

●弱みと脅威への対策

 弱みは、とりあえず試験なので、試験対策をキッチリする。といっても、苦手科目はついつい後回しにしがち。そこで、自分なりに、KPI (key performance indicator)を定めました。たとえば、財務は1週間のうち何時間以上取り組む、テキストはいつまでにどこまで読むということです。KGI(key goal indicator)はもちろん合格です。

 脅威は、急な仕事の依頼。筆者はITベンダーの下請け孫請け稼業のSE/コンサルタントで、下請け故にいつ仕事が降ってくるか予測がつかない。特に、試験勉強をしていた頃はネットワークインフラ/サーバインフラの設計構築を担っており、いかんともしがかった。一次試験週末とその前の金曜日だけは「休む」と宣言しておくことで、重要な日だけはなんとか時間を確保しました。客先の仕事場の雰囲気は、診断士学習に理解がある環境とはとてもいえません。

 もうひとつは病気。35歳を過ぎると、身体のあちこちにガタがきていることを感じます。肩こり、背中の痛み、だるさななどなど。各々はたいしたダメージじゃないんだけど若いときに比べると無理が利かない。そこで、近所に、新しいスポーツジムがオープンしたので妻の勧めで入会した。模試の成績が悪かったり、学習が進まなくてムシャクシャしていときのストレス解消に効果抜群。身体に最大負荷をかけ脳みそが真っ白になりなるまで汗をかき、入浴後リラックスした状態で、就寝前にチョコっと学習すると、30代後半の脳みそでもスルスルっと記憶されます。
 さらに、二日間にわたって行われる1次試験の1日目終了後、ジムに直行しました。1日目は、いまいち出来た感触がなく、クヨクヨ気分。一時間筋肉をふりしぼり心臓をフル回転させてしっかり汗をかくと、不思議とスッキリした気分になり、2日目への意欲がわいてきました。。

 実際には、人一倍健康には気を遣っていたのですが、15年来抜けなかった前歯の差し歯が外れ歯医者通院する羽目になり、かなり通院に時間をとられました。(2次試験のときは、持病の痔が悪化し本番当日にはエライことに。・・・もし、合格したらそちらの体験記録に記します。)

 そしてなによりも、家族=妻の協力は不可欠です。それを得るには、

家事を積極的に行う

 なによりも自分自身の気分転換になります。

(朝食や夕食の調理・皿洗い・庭木への水やり・洗濯・窓拭き・風呂トイレ掃除、は日常のこと。
ただ、掃除だけは、どうしても苦手で、できません。)

 墓参りも、精神修養に良いそうだが、妻の実家も、我が実家も、あいにく墓参りの習慣がありません。


●お薦めの参考書

 中小企業診断士一次試験の学習の使用し役にたった/効果のあった参考書や問題集の一覧です。
2005年の1次試験以降に発売された書籍で、役に立ちそうで、こんなん読んでおけばよかった、というのも含まれています。
 とにかく買って、毎日持ち歩くことが重要です。電車の中で5分あれば1問学習できるのです。

自分が活き活きと仕事をしている姿を想像し、診断士の仕事について、イメージしておくことが、モチベーション維持につながります。
合格体験記というコンピテンシーに学ぶことが、合格への早道です。
この本が中小企業診断士の世界へ背中を押してくれました。
200時間に満たない学習量で、一次試験を突破できたのは、この本のおかげです。
中小企業診断士の学習に白書は欠かせません。
あわせて、中小企業庁のサイトもプリントアウトして読んでおくとよいでしょう。
マンパのこの2冊は、暗記ではなく論理的に覚えるという点に重点をおいており、記憶力の劣った30代後半の私に得点力を授けてくれました。
・苦手だった財務会計で6割以上の点が取れたのは、この本のおかげです。
・2005年、大変難しかった運営管理で40点を越えられたのはこの本のおかげです。
辞書として使うにはものたりない記述ですが、わかりやすく、すーっと頭の中に入っていくような解説が秀逸です。
まず、択一形式に慣れること。
正解以外の選択肢についても自分でいろいろ調べていくとどんどん世界が広がっていきました。

 一ヶ月間で、3冊の問題集を、とりあえず1回解いてみるくらいはできました。学習時間に余裕がある方は、この問題集を2度3度くりかえして頭の中に叩き込むのも良いかもしれません。

 わざわざ本屋まで足を運んで悩むのは時間の無駄です。amazon に在庫があるものは、クリックして買っちゃいましょう。本屋でウロウロするのは貴重な学習時間を失うことになります。試験勉強中は、「何をなすべきか最善の方法」を常に頭の片隅において行動してください。

 診断士関連の本は、発行部数が少なく、超大手の本屋さんでも品切れで入手できない経験がありました。



●模試

模試は、7月の第2日曜に行われた、TACのものを1回だけ受験しました。

 模試は必須です。なぜならば、

  1.各科目の時間配分を体験する。

  2.2日にわたる長丁場の体力配分を体験する。

 模試を受けていなかったら、7科目コンスタントに得点することができなかったのではないかと思います。

 他の受験機関の模試はわかりませんが、TACの解答解説はよくできており、本番直前まで、何度も何度も復習しました。また、WEBで解答解説を提供してくれるのもとっても良いです。


 このページは、2次試験を終え、落ち着きを取り戻しつつあるなか、記してみました。(2005/10/15)

で、2次の結果はどだったって・・・・、あ、その、口述試験資格を得ることはできず、不合格でした。

追申)お蔭さまで、2007年4月26日付の官報に経済産業省登中小企業診断士として氏名が掲載されました。
by 六ちゃん (2007/04/29)

六ちゃん masaharu@mutsuyoshi.net